二重整形の中でも気軽に受けられる「埋没法」は、切らずに理想の二重を作れる手軽さから、特に若年層を中心に人気があります。
しかし、施術が手軽である一方、術後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔する人がいるのも事実です。
本記事では、二重埋没を検討している人に向けて、施術前に知っておくべき注意点やよくある失敗例、後悔しないためのポイントを詳しく解説します。
1. 埋没法は“永久的な施術”ではない

埋没法は医療用の細い糸を使ってまぶたを留めることで二重を形成する方法です。
切開を伴わないためダウンタイムも短く、費用も比較的安価ですが、糸が緩んだり、まぶたの状態が変化することで、数年以内に二重が取れるケースがあります。
特に以下のような人は注意が必要です。
- まぶたが分厚い、脂肪が多い
- 二重幅を広めに設定する
- 目をよくこするクセがある
“埋没=一生モノ”と思っていると、想定より早くラインが消えて後悔することも。
2. 術式や点数により仕上がりや持続力が変わる
埋没法には2点留め・3点留め・4点留め、さらにクロス法やループ法など、さまざまな術式があります。糸の留め方や点数により、持続力や仕上がりの自然さが変わってきます。
単に「安いから」という理由で2点留めを選ぶと、まぶたが重い場合や広めの二重を希望する場合にすぐに取れてしまうことも。
医師としっかり相談し、自分のまぶたの状態に合った術式を選ぶことが大切です。
3. 症例写真や医師の実績は必ずチェック

症例写真の少ないクリニックや、担当医師の名前・経歴が明かされていない場合は注意が必要です。
なぜなら、仕上がりのクオリティは医師の技術や経験に大きく左右されるからです。
また、SNSなどで投稿されている症例が極端に狭い二重幅ばかりの場合、あなたが幅広の二重を希望していても「できない」「やらない」と断られる可能性があります。
希望のスタイルと一致する症例実績があるかは必ず確認しましょう。
4. HPの価格と実際の料金が違うケースも多い
よくあるトラブルの一つが「カウンセリングに行ったら総額が数十万円になった」というものです。
クリニックによっては広告用に“最低価格のみ”を記載しておき、実際にはオプションや保証、麻酔代などが加算されます。
- 表示価格は両目の値段か?片目のみ?
- 麻酔・針のオプションは?
- 保証内容とその費用は?
- 使用する糸や術式は何か?
カウンセリング時には総額見積もりを出してもらい、予算内で納得できる内容かを確認しましょう。
5. ダウンタイムや腫れ・内出血のリスクもある

埋没法はメスを使わない分、切開法よりダウンタイムが短いとされていますが、まったく腫れないわけではありません。
- 術後1〜3日は腫れやむくみが出やすい
- 内出血が出ると1〜2週間目立つ場合も
- 特に広めの二重幅を希望すると腫れやすい傾向
術後に大事な予定(面接・撮影など)がある人は、1週間以上の余裕を持って施術を受けるのが無難です。
6. トラブル時の対応体制はクリニックごとに違う
万が一糸が取れたり、目に違和感が出たりしたときの対応は、クリニックごとに方針が異なります。中には「再施術は別料金」「LINEや電話相談ができない」など、術後サポートが十分でないクリニックも。
- 明確な再施術保証制度がある
- 術後相談がLINEや電話で可能
- 診察費や投薬費を含むアフターケアが充実
施術を受ける前に、サポート内容も必ず確認しておきましょう。
7. 無理なアップセルや勧誘に注意

カウンセリング時に「このプランはすぐ取れる」「こっちの高額プランなら安心」と強引なアップセルをされるケースもあります。
納得できないまま契約してしまい、後悔する人も少なくありません。
断りづらい雰囲気がある場合は、その場で契約せず、いったん持ち帰ることが大切です。「即決しないとモニター価格が消える」などの圧迫トークには注意しましょう。
リスクを知って正しく選ぶことが“後悔しない整形”への近道
埋没法は、技術が確立された安全性の高い施術ですが、誤った選択や安易な決断が後悔につながることもあります。以下のポイントを意識して、クリニック選び・施術選びを進めましょう。
- 自分の目元に合った術式・点数を選ぶ
- 医師の実績や症例を確認する
- 総額費用・保証・アフターケアを比較する
- 強引な勧誘がないかチェックする
“施術を受ける”ことだけがゴールではなく、満足のいく仕上がりと安心して過ごせる術後までを見据えることが大切です。正しい知識を持って、自分に合ったクリニックを選びましょう。








